日本の渚100選、日本の水浴場88選に選ばれた美しい景観と八乙女伝説のロマン息づく由良海岸。
八乙女浦の伝説 やおとめうらのでんせつ
今より1400年前、出羽三山の開祖と言われる蜂子の皇子(権力争いで蘇我馬子によって暗殺された第32代崇峻天皇の一子)が追っ手を逃れ、丹後国の由良(京都府)から海路北へ向かい、この地にさしかかった時岩の上で八人の美しい乙女が笛を吹き、舞いながら皇子を招き入れたと言われています。この八人の乙女が踊ったところを八乙女浦と呼び、丹後の由良から出航した皇子が上陸したことから「由良」と名付けられた。 八乙女浦の洞窟は羽黒山頂の神の井戸とつながっており、皇子は三本足の烏(からす)に導かれて赴いたと言う伝説が残っている。白山島へと続く、橋の近くの海岸には、八乙女の恵姫(えひめ)と美凰(みおう)の姉妹の像が立っている。秘境の地、八乙女浦には時を超えた神秘と伝説が漂います。